卸売業で事務職として働く吃音者「五十嵐さん(仮名)」へのインタビュー

脳科学で吃音を治されたあの「吃音モンキーさんのサイト」です。 どもりを改善するのに有益な情報がたくさんあります。 吃音をどうにかしたい!って方はここらへんの記事が参考になります。 ↓記事はここから↓

吃音者の方へのアンケートを元にした集計です。実際に吃音者の方が働かれているからといって、吃音者にとって最適な職場とは限りませんが参考にしてください。なお、業種はもちろん、職種や吃音の重度によっても検索できます。

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番号 115
業種 卸売業
職種 事務職
具体的仕事  学術情報部員です。4月から新卒入社です。研究開発側および営業側に薬事情報を提供する部署です。本当は研究職に就きたかったです。。。
就職活動時の吃音 重い
現在の吃音 やや重い
Q2 吃症状について説明など  小さい頃からの吃音持ちです。もうずっと悩まされ続けています。滑舌も悪くて、バカにされたこともあります。バイトの面接や就職活動などで、「緊張しなくていいよ」と言われるのがすごく悔しいです。緊張じゃないのに・・・。 うちの家族では、僕だけが吃音です。たぶん・・、両親はここまで悩んでいることを知らないと思います。
就職活動の苦労 非常に苦労した
Q3 就職活動についての説明等  大学院時代ではたくさん学会に参加し論文も投稿しました。それを利用すれば、面接でどもっても内定がもらえると思っていました。けれど、現実は厳しく、卒業する3月まで内定はもらえませんでした。志望動機、自己PRは覚えてきた内容の3分の1も話せず、面接官に飽きられてしまっていました。どうせどもるなら・・・と思って、初めから「自分は吃音です」と言う作戦に出てみました。最初は親身に聞いてもらえるのですが、他の人に比べて面接官に聞かれる質問の数も少なく、明らかに「こいつは早く終えよう」と言うパターンが多かったです。 結局、研究職に就けず、すごく小さい会社に内定をもらいました。時期も時期で、結局面接は1回のみで、履歴書や業績などは全然参考にされませんでした。「穴埋め」で内定をもらったようなものです・・。
仕事に就いてからの吃音による苦労 非常に苦労
Q4 仕事に就いてからの苦労の説明  苦労した、と言うより現在進行形です。 やっぱり電話です。人前ではかけられません。受けるときはいいのですが、電話をかけて「もしもし」の言葉が出ません。笑われるのが怖い、どもりたくない、格好悪いから嫌だなどの心理を持っていると思います・・。電話が死ぬほど嫌で、「男だから電話に出なくていいや」と言う理由で避けています。
感想・アドバイス等  上記に「学会に出た」と書いたのですが、もちろん発表ではどもりました。毎回。それで、その分野で有名になり、「どもりを見に来る先生」もいたほどです。いつも「緊張しちゃうんですよね」って逃げて自分を避けていました。 研究室のゼミでの発表でもどもり、後輩からも笑われていました。「きっと就職できない」と思い始めた頃には、やっぱりどの会社の面接に言ってもボロボロで、「言うことをまとめてから面接に来てね」と非情な意見を言われたこともありました。一声が出ないのです。 けれど、そんな自分の「障害」に気が付いてくれた人がいました。それは、私の大学の恩師です。修士発表会やその他発表で、周りが笑っていても、その先生は決して笑わず、「自分のしてきたコト、言いたいコト」を理解してくれようとしてくれました。その先生には、吃音のコトを打ち明けたのですが、「俺はどもりを聞きたいんじゃない。君の研究を見たいんだよ。だから、どもっても、気にすることない」と言ってくれたのが、すごくうれしかったのを覚えています。仕事も同じかな・・周りを気にする必要・・ないのかなと思うのですが、やはり入社したばかりだし気にしちゃいます。
記入年月日 2004/4/26

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