官公庁で事務職として働く吃音者「黒田さん(仮名)」へのインタビュー

脳科学で吃音を治されたあの「吃音モンキーさんのサイト」です。 どもりを改善するのに有益な情報がたくさんあります。 吃音をどうにかしたい!って方はここらへんの記事が参考になります。 ↓記事はここから↓

吃音者の方へのアンケートを元にした集計です。実際に吃音者の方が働かれているからといって、吃音者にとって最適な職場とは限りませんが参考にしてください。なお、業種はもちろん、職種や吃音の重度によっても検索できます。

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番号 47
業種 官公庁
職種 事務職
具体的仕事 町役場の上下水道課勤務
就職活動時の吃音 やや重い
現在の吃音 ふつう
Q2 吃症状について説明など 就職したての頃、緊張で「おはようございます」の挨拶も、電話応対も満足にできずに、悩んでいた時に言友会に出会った。戸籍係だった時は、お客の目の前で、本籍地に確認の電話を入れなければならないこともあり、針のむしろに座っているような心地で、体重も激減(今では考えられない?(笑))。その後、社会教育課、文化会館勤務となり、電話しなければ仕事にならない状況で、あいかわらずどもっていたが、一々落ち込んでいられず、しだいに屹症状も軽減していった。学校教育課では、学校建設等に携わり、業者や住民とのトラブルや上司からの叱責で、どもって対応したが、それは普通のこととして、受け入れられるようになった。どもることへの恐怖感は、ほとんど払拭された、と考えていた。しかし、この4月から上下水道課勤務となり、慣れない為か、屹症状も重くなった。吃音もなかなか奥が深い。
就職活動の苦労 全く苦労しなかった
Q3 就職活動についての説明等 町役場に受験したのは3人で、2人が合格の広き門だった上、その当時の町長は、私がかつて通っていた絵画塾の先生であった為、さほど面接で緊張もしなかった。
仕事に就いてからの吃音による苦労 すこし苦労
Q4 仕事に就いてからの苦労の説明 「はっきり言わないか!」という叱責が、身に応えた時がある。しかし、こういうストレスも慣れるものだ、と、つくづく感じている。日によって調子に波があるが、電話でどもった時は、「どもって、すみません。」とはじめに言うようにしている。電話は躊躇していると、自分の心身にあまりよくない、と感じているので、「えい!」と清水の舞台から飛び降りるような気持ちで、かけている。どもっても数分ですむことだし、電話を切られたら、また掛けなおせばいい、それでも駄目なら、上司や同僚に代わってもらえばいい、と考えている。実際、電話の途中で代ってもらったこともある。そのことで、自分を責めないようにしている。むしろ、よくやった、と自分で自分につぶやくようにしている。
感想・アドバイス等  仕事に辛さはつきもの。「怒られるのも給料の内」所詮、「娑婆のことは娑婆で納まる」どもろうが、どもるまいが、仕事は仕事として、たんたんと、ひたすらにやるしかない、と、覚悟を決めることだ。 私が戸籍係で苦労していた時、言友会会員で戸籍係をしている人がいることを聞き、自分だけでない、とずいぶん励まされた思い出がある。自分ひとりが苦しい思いをしているのではないことを、思いやる心の余裕がほしい。 電話では、相手を不安にさせない為にも、どもる時は、早めに「どもってごめんなさい」と言う方がベターだと考えている。「隠す」エネルギーは、自分を苦しめるだけだ。 常に、他人や自分の欠点に目が行きがちだが、他人や自分をほめることを心がけたい。
記入年月日 2003/4/21

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