自由業で経営者として働く吃音者「平田さん(仮名)」へのインタビュー

脳科学で吃音を治されたあの「吃音モンキーさんのサイト」です。 どもりを改善するのに有益な情報がたくさんあります。 吃音をどうにかしたい!って方はここらへんの記事が参考になります。 ↓記事はここから↓

吃音者の方へのアンケートを元にした集計です。実際に吃音者の方が働かれているからといって、吃音者にとって最適な職場とは限りませんが参考にしてください。なお、業種はもちろん、職種や吃音の重度によっても検索できます。

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番号 30
業種 その他(自由業)
職種 経営者
具体的仕事 社会保険労務士事務所の経営
就職活動時の吃音 やや軽い
現在の吃音 軽い
Q2 吃症状について説明など (どのようなことを書けばよいのかわかりません)
就職活動の苦労 全く苦労しなかった
Q3 就職活動についての説明等 時代的に労働市場が売り手市場であったためでもあり、受けた全会社から内定をもらえました。
仕事に就いてからの吃音による苦労 すこし苦労
Q4 仕事に就いてからの苦労の説明の説明 吃音であることより、そこから生じる意思疎通の不足により相手に意志が充分伝わっていないことがあり、表現の仕方や文書を添付して不足分を補充することに苦労した。
仕事についての感想、アドバイスなど 私は、社会保険労務士という資格で自営で事務所を経営しています。顧客は殆どが事業所であり、事業所や従業員に関して社会保険、労働保険関係の手続き業務や人事労務関係の相談業務などを行い、顧問契約の形をとって毎月報酬を得ています。何業であれ、資格云々と事業展開(営業)は別の問題です。士業の場合、最低必要条件が資格であって、資格をとって看板さえ上げれば事業として成立するというようなものではありません。従って、顧客の開拓に回ったり、通常業務でもまず話すことが第一になります。事業として成立させるには、顧客のニーズがどこにあるのか、それに対して自分が売れるものがあるのか、ないならどの様にして習得していくのか、その辺を十分に把握する必要があります。吃音との関係でいうなら、自分の持っている経験・知識・情報などが顧客のニーズを満たすものであれば、吃音は営業や業務に何の支障もありません。(どもらない人が不十分な仕事をするより、少々聞きづらくてもよい仕事をする人の方が顧客にとっては当然よいわけですから)しかし、先に述べたようにしゃべらなくてすむ仕事でも決してありません。面談や電話で相手に正確に理解させることや、多数の方たちに話をする場面も当然あります。私は、現在もどもりますが、事業主から「従業員を集めるから~~の話をしてくれないか」との依頼もありますので、自分が気にするほど周りは気にしていないものだということを実感します。ただ、どもって充分伝えられないかもしれないという思いも一方にあるので、文書の配布などで補充するなどの対策はしているつもりです。結局、「どもる」症状より「内容がどうか」の問題のようです。私の仕事の場合というより、一般的に「どんな仕事をしたいのか」が問題であってその仕事をするにふさわしい経験や能力を磨いてある程度の自信をもって仕事につくことが必要なのではないかと思います。仕事をして収入を得るということは、勤めであれ、自営であれ、会社や顧客に何かを売らなければならないわけで、自分の売り物を作ることが先決で、吃音のハンデなどはその後の問題と思います。面接での「不合格」は吃音のせいではなく、吃音を超えるほどの魅力(売り物)が自分になかったと考えなくては、いつまでも吃音が悪者にされているだけではないのでしょうか。自分の優れているところ、自分の特性などをまず考えて見ることが必要だと思います。
記入年月日 2003/2/4

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