小売業でその他(一人で自営業)として働く吃音者「中島さん(仮名)」へのインタビュー

脳科学で吃音を治されたあの「吃音モンキーさんのサイト」です。 どもりを改善するのに有益な情報がたくさんあります。 吃音をどうにかしたい!って方はここらへんの記事が参考になります。 ↓記事はここから↓

吃音者の方へのアンケートを元にした集計です。実際に吃音者の方が働かれているからといって、吃音者にとって最適な職場とは限りませんが参考にしてください。なお、業種はもちろん、職種や吃音の重度によっても検索できます。

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番号 31
業種 小売業
職種 その他(一人で自営業)
具体的仕事 少し技術をともなう小売業。加工修理・小売業。一人なので電話・Faxを利用し配達も行っています。難発の吃音だが最近は電話はあまり怖くない。
就職活動時の吃音 重い
現在の吃音 やや軽い
Q2 吃症状について説明など 難発性。発症は小学低学年で中学時代より40歳くらいまで重く、年のせいか言友会のおかげか吃っていると思うがあまり気にならず軽く楽に話していると思う。吃音で落ち込む事は過去には多かったが近年はほとんど無い。以前は電話は嫌いであったが近年は嫌いな相手以外はほとんど出来るようになり怖がる事はない。仕事にも差し支えはないと思っている。Fax送信は以前は多かったが電話で済む用事はそれを良く使うようになった。吃音症状に波があることは昔も今も変わりない。
就職活動の苦労
Q3 就職活動についての説明等 商店街に住んでいて、子供のころから家を継ぐものと思っていました。高卒ではあるが勉強は嫌いで成績も低く吃音も重く、スポーツもダメで友人も少なかった。就職をしても吃音のため仕事も同僚との付き合いも怖いので会社員というのは諦めていました。高校卒業間じか父の勧めで「技術職の見習い」に入る事に決め県外に3年以上いました。話す事はほとんど無いと思っていた技術職でも大事な事はことばが必要で、その時は恐怖でした。劣等感の塊でした。しかし誰もが私の辛抱強さを褒めてくれました。見習いが終わって3年目で勧めてくれた父が亡くなり病弱な母と身障者の姉の面倒を診ながら商売もしてきました。今は不景気で商売の業績は最低で落ち込んでいます。が反面、吃音の恐怖はほとんどありません。
仕事に就いてからの吃音による苦労 非常に苦労
Q4 仕事に就いてからの苦労の説明 受注しても問屋さんに電話をするのをためらっていた時期があって、納品が遅れてキャンセルされてしまたり。お客様に電話連絡を後回しにしていたため注文が来なくなった。学生時代、家業手伝い中に値段が難発で言えずお客を帰らせてしまった事があった。年代にかかわらず電話のやり取りが怖く、非吃音者なら何でもないことを私は出来なかったと思っています。近年は心もことばの状態も落ち着いていてほとんど右往左往はしていませんが完治もしていません。どうにか意思の疎通は取れているような気がしています。吃音のストレスもほとんどありません。
仕事についての感想、アドバイスなど 長い吃音人生を歩んできて言えることは、思春期~青年期は重く悩んでいました。格好や体裁を気にしていました。それは吃音にも通用すると思う。これがある限り吃音に苦しむと思う。中年になると格好・体裁は気にならなくなった。同じ年頃の人で洋服をビシッと着ている人を見ても劣等感は少ない。昔は辛かった。今は完治していないが話が楽であり内容を選んで話が出来る。数年前には話が出来なかった人にも今は堂々と会話が出来るようになった。そんな意識にたどり着くには長い長い時間がかかりました。お金も使いました。家族にも苦労をかけました。ようやく少し落ち着いて参りました。
記入年月日 2003/4/4

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