製造業で事務職として働く吃音者「早川さん(仮名)」へのインタビュー

脳科学で吃音を治されたあの「吃音モンキーさんのサイト」です。 どもりを改善するのに有益な情報がたくさんあります。 吃音をどうにかしたい!って方はここらへんの記事が参考になります。 ↓記事はここから↓

吃音者の方へのアンケートを元にした集計です。実際に吃音者の方が働かれているからといって、吃音者にとって最適な職場とは限りませんが参考にしてください。なお、業種はもちろん、職種や吃音の重度によっても検索できます。

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番号 221
業種 製造業
職種 事務職
具体的仕事 外資系化学メーカーに派遣として勤務。特許製品を扱う職場でのカスタマーサービス部に所属。指定客先より受注を受ける。出荷手配指示。製造指示。電話応対。データ入力。営業への報告。(仕事経歴:パソコン教室でのインストラクター業務。代理店での事務。自動車メーカー子会社研究所での購買業務。事務的な仕事が多かった。パソコン入力。電話応対。伝票・書類処理。来客応等。)
就職活動時の吃音 やや軽い
現在の吃音 やや軽い
Q2 吃症状について説明など 普段は隠しているので、人はわからないと思います。ただ人の苗字が言いにくかったり、特定の言葉の最初の言葉が出ない(調子のいい時は出る)ことがあります。調子のいい日は普段なかなか電話で出てこない言葉も出てくることがあります。(そういう時は電話の後、心の中で満面の笑みです)調子が悪いと電話で会社が言いにくい事があったりと波は感じます。
就職活動の苦労 あまり苦労しなかった
Q3 就職活動についての説明等 就職活動中はまだ社会がどんなものかがわからなかったので、あまり深く考えず、どうにかなるだろうという意識でした。面接は比較的得意なほうです。まずは笑顔で相手の目を見て話す。自分の気持ちを自分の言葉で素直に伝ええる。服装や髪型、化粧、身だしなみは十分整える等、基本的な事はおさえました。二度目の転職の際、吃音である事を打ち明けましたが、面接官の方は私を採用してくれました。この会社に入ったら何がしたいか、何に興味を持ったかという自分の思いを正直に伝えたからだと思います。入社して一年後、私の仕事ぶりは評価され、通常の条件よりも多く昇給して頂けたことはうれしかったです。吃音者としてではなく、業務態度を見てくれた事は感謝です。
仕事に就いてからの吃音による苦労 すこし苦労
Q4 仕事に就いてからの苦労の説明 初めの職場はサービス業だったので、電話応対にとても苦労しました。まず「お電話ありがとうございます」の、「お電話~まで言えても、次の「あり~がなかなか出てこない。さらに○○○○(会社名)が出てこないと、電話を出るのが、怖くて、誰かが取ってくれることばかり考えていました。上司にも電話の点では、心配して頂いたり、注意されたりでした。お客様の名前も言いづらい方は大変でした。すみませんを名前の前につけたり、ごまかしていました。ただ最終的にどんな仕事も人間関係だと思います。吃音で辛くてもいい上司がいたり、いい同僚がいると、もう少し頑張ってみようと思えるのではないでしょうか。
感想・アドバイス等 私の場合、吃音だからといって、人と話さない仕事に就くともっと吃音がひどくなっていくのを感じていたので、人と話す機会の持てる職場へと決めていました。本当にしたい仕事は、やはり勇気がなく、就くことができません。周りからは向いていると言われても本人は自信がなくて、飛び込めないでいる状態です。少しでも自信をつけようと日々頑張っているのが、今の仕事だと思います。私は女性なので、結婚して子供ができるまでは…と割り切っている部分もあるので、頑張れるのかもしれません。周りにも正社員になって頑張ったら…と言われますが、正社員として責任を感じて日々仕事をする気にはなれず、派遣で気楽にという気持ちです。気持ちが追い込まれての状態だと、吃音の調子が悪くなるからです。母から聞いた話ですが、私の父は若い頃に吃音がひどく、顔を歪めながら話しいたそうです。そんな父が今では勤続27年以上の会社で営業に配属されています。流暢な電話応対で、とても吃音者には見えません。昔何千回、何万回も同じ言葉を練習したといってましたし、話せるようになるまで何年もかかるのだそうです。就職活動中も、就職後も、会社でいろいろと惨めな思いをしたそうですが、重度の吃音者があんなにスラスラ話せるようになれるという父が身近にいたので、吃音がある程度改善されるんだと、希望が持てることが幸せだと思います。仕事中は吃って「大丈夫ですか?」と笑われたりする事がありますが、できるだけ「大丈夫ですよ~、ちょっと変でしたね。」と返すようにしています。自分が暗くなってしまうと、周りを心配させてしまうので、明るくさっと交わすように心がけています。吃ってヘコむより、吃ることから逃げずに話す自分を評価するようにしています。
記入年月日 2008/6/22

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