福祉施設で運転手兼ケアワーカーとして働く吃音者「上野さん(仮名)」へのインタビュー

脳科学で吃音を治されたあの「吃音モンキーさんのサイト」です。 どもりを改善するのに有益な情報がたくさんあります。 吃音をどうにかしたい!って方はここらへんの記事が参考になります。 ↓記事はここから↓

吃音者の方へのアンケートを元にした集計です。実際に吃音者の方が働かれているからといって、吃音者にとって最適な職場とは限りませんが参考にしてください。なお、業種はもちろん、職種や吃音の重度によっても検索できます。

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番号 77
業種 福祉施設
職種 運転手兼ケアワーカー
具体的仕事 特別養護老人ホームに併設されているデイサービスセンターに勤務し、業務は、利用者の送迎並びに介護全般。
就職活動時の吃音 やや重い
現在の吃音 やや重い
Q2 吃症状について説明など 発表、電話など、緊張を伴うと症状が出やすい。一対一で人と話をしたりするときは、吃症状も軽減する.基本的には、難発なのだと思うが、勢いよく出そうとするため、連発になってしまう。どもったあとに精神的動揺がある。
就職活動の苦労 少し苦労
Q3 就職活動についての説明等 吃音のため、なりたい職業が明確にならなかった。なりたいと思っても吃音があるからと何となく引っ込み思案になってしまった。就職活動も積極的にできなかった。表面上、言い訳をつけてはいたが、やはりその背後には、いつも吃音の壁があった。社会へ出てコミュニケーションをとっていくことに不安もあったし、就職試験の最後には、面接が控えているため、そのことが気になり、尻ごんでしまうことも多かった。そうかといって就職活動まったくしなかったわけではない。しかし、面接まで行って落とされることが多かった。結局は、身内の縁故により助けられている。
仕事に就いてからの吃音による苦労 すこし苦労
Q4 仕事に就いてからの苦労の説明 仕事を始めて最初のころは、どもることで陰口を言われることがしばしばあった。電話の対応が悪いと言われることもあった。しかし、段々、自分の中で、できないことはできないと割り切れるようになってきた。どもりながらも仕事をしているので、だんだん周りの見方も変わってきていて、働きやすくなっているのも事実である。言葉を使う仕事もあるが、そればかりではないので、それ以外の仕事を頑張ろうと思って働いている。もちろん、やらなければならないことは、逃げないでするようにしている。
感想・アドバイス等 対人サービスは、やはり言葉を使う仕事である。しかし、それもまた吃音の訓練だと思えば楽しいし、やはり人とのつながりの中で仕事ができるということは、やりがいもあり幸せだと思う。こういった老人福祉関係の仕事は、高齢社会の中、注目されているし、今後も求人があるだろう。最近、日本の福祉も変わりつつある。もちろん良い方向に。現場では、今まで以上に有望な人的資源が求められている。資格がないと働けなくなってきているのでしっかり勉強し、できれば介護福祉士、社会福祉士に挑戦して欲しい。また、この仕事は、向く人と向かない人がはっきりするので、就労前には必ず、実際に現場へ行き、ボランティアを経験してください。今は、スタッフの出入りが激しいので、それをきっかけに就労のチャンスもあるかもしれません。人間が好きでなければできない仕事ですから、どもり、そっちのけで人間を好きになってください。
記入年月日 2003/8/31

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